Cloudflare、ポスト量子暗号化認証をオリジン接続に導入
Post-quantum authentication to origins is now supported
Cloudflareは、オリジン接続におけるポスト量子暗号化認証をサポートするようになりました。これは、Authenticated Origin PullsおよびCustom Origin Trust Store製品を通じて提供され、Module-Lattice-Based Digital Signature Algorithm (ML-DSA)署名を利用します。これにより、量子コンピュータによる古典的な認証情報の破壊やなりすまし攻撃から保護します。Cloudflareは、2029年までに完全なポスト量子セキュリティを目指しており、今回のオリジン接続へのML-DSAサポート導入は、そのロードマップにおける重要なマイルストーンです。この機能は、Cloudflareと顧客のオリジンサーバー間の通信を保護し、Harvest-now/decrypt-later攻撃に対する耐性を高めます。設定には、ML-DSA証明書のアップロードやSSL/TLSモードの「Full (strict)」への設定が必要です。Cloudflareは、Go 1.27でのネイティブML-DSAサポートやBoringSSLのアップデートなど、ポスト量子暗号化への移行を段階的に進めています。
- Cloudflareがオリジン接続向けにポスト量子暗号化認証(ML-DSA署名)のサポートを開始した
- Cloudflareは2029年までに完全なポスト量子セキュリティを目指すロードマップを掲げている
- 本機能はAuthenticated Origin PullsおよびCustom Origin Trust Store製品を通じて提供される
Cloudflareが量子コンピュータによる脅威に備え、ポスト量子暗号(PQC)を実際のプロダクト(オリジン接続)に組み込んだ点は、セキュリティ業界全体のPQC移行が実用フェーズに入ったことを示す重要なシグナルである。CloudflareはCDN/セキュリティ市場の巨人であり、同社のロードマップが示す2029年までの完全PQC化は、企業のセキュリティ投資を喚起し、PQC関連スタートアップや証明書事業者にも追い風となる。投資家は、PQC対応が差別化要因となるセキュリティベンダーや、PQC移行に伴う証明書管理・鍵管理ソリューションの市場拡大に注目すべきである。