米国立科学財団、量子仮想研究所の設計コンペで追加5チームを選定
NSF selects five additional teams in National Quantum Virtual Laboratory design competition
米国立科学財団(NSF)は、量子技術の実験的設計を行う5つの新たなチームを選定した。これらのチームは、量子情報を長距離伝送するネットワークや、単一細胞内の微弱な特性を測定するセンサーなどの開発を目指す。NSFはこれらのチームに総額2000万ドルを配分し、2025年に選定された4チームに加わる。この取り組みは、量子技術における米国のリーダーシップ強化を目指す大統領令の一環である。選定された5チームは、それぞれ2年間で400万ドルの資金を受け取り、開発計画の精緻化と実装フェーズへの準備を行う。プロジェクトは、センサー、ネットワーク、コンピューターという3つの量子科学技術分野を統合し、実用的な量子技術を示す科学的テストおよび評価能力の構築を支援する。チームには、大学、連邦機関(空軍研究所、エネルギー省国立研究所、NASA、NISTなど)、およびボーイング、ハネウェル、IonQ、NVIDIA、Quantinuumなどの20社以上の企業が参加する。NSFは、STEM分野の労働力育成のため、教育・訓練活動も支援する。NSFは2026年後半に、設計段階から実装段階へ移行する最初のチームを選定する見込みである。
- 米国立科学財団(NSF)が量子仮想研究所の設計コンペで追加5チームを選定、総額2000万ドルを配分
- 選定チームにはボーイング、ハネウェル、IonQ、NVIDIA、Quantinuumなど20社以上の企業が参加
- 各チームは2年間で400万ドルの資金を受け取り、開発計画の精緻化と実装フェーズへの準備を行う
- NSFは2026年後半に設計段階から実装段階へ移行する最初のチームを選定予定
NSFが量子技術の実験設計に総額2000万ドルを追加配分したことは、米国政府による量子コンピューティング・ネットワーク・センサーへの継続的な公的投資を示している。特にボーイング、ハネウェル、IonQ、NVIDIA、Quantinuumなどの主要企業が参画しており、量子技術の実用化に向けた産学官連携が加速している点が注目に値する。2026年後半に実装フェーズへの移行チームが選定される見込みであり、今後の資金配分や商業化の進展を追うことで、量子関連企業への投資タイミングを判断する材料となる。